書くこと

 

ふと気づくとタブレットをタッチして文字を打ち込んでいる
日常の仕事はキーボードとマウス 文字を書くことは稀である 人は退化しているように感じる
ふとした瞬間に脳の劣化を感じる 何か大切なものを失いかけている そ う 感 じ る

古代エジプトにおいてはパピルスに記した時代から人は文字を書いている 
次の文字を頭の中で描きながら 脳を働かせ ペンを持って文字を書く
アナログなこの世界で昔に感じた豊かな時間を取り戻すことができる

 

革について

 

良い革は丁寧な鞣し(なめし)により緻密な繊維質を保持し、呼吸する素材に生まれ変わります。

原皮を熟知した“タンナー:原皮を仕入れ鞣す業者により様々な種類の革が生まれ、皮革製品を加工する各分野の職人、漉き(すき)職人、抜き職人のもとに届きます。
漉かれ、型抜きされた革のパーツは、縫製職人により製品化されます。
鞣しがよく、漉きがよく、革の特質に応じた型抜きがよくても、縫製職人の腕がなければ、良い製品にはなりません。
型抜きされた革をさらに、裁ち、合わせ、縫い、研き仕上げる職人の技術“うまさ”が最後にものを言うのです。

私達の知らない皮革製品の製造過程では、様々な人達/職人が動いています。
そして、長い経験から革に対する高い感性が生まれ、一種の伝統とも言える力強い世界があります。
そこには大切な深い物語が隠されています。
「 革は生きています。」





 



うぶく輝く青。丁寧に鞣された革だから、この青はいつか「蒼」に変わり、この輝きは深みを得る。

                                      HIROSHI K